製品の選び方

防災トイレを必要な回数備えていますか?非常トイレの作り方や用意したい防災用品リスト

防災グッズに携帯トイレも入ってたら安心か?

防災グッズのセット品に携帯トイレが何袋か入っている事がありますが、アレは一体何日分もつのかご存知でしょうか…?答えは大便だけに使用を限定したとして約1~3日分です。

神奈川県衛生研究所の数値を参考にすると、ヒトの排便回数は理想としては1日1回、1~3日に1回の排便で正常範囲とされていました。

内閣府 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループにおいて南海トラフ巨大地震に対する家庭の備蓄期間は1週間以上を基本的な方針に打ち出しております(あまりに社会に対する被害が大きいため過去の震災よりも長期の備蓄が求められている)。

例えば成人3名のご家庭の場合、排便処理だけでも1日3名利用の1回×3人×7日分としても21回の防災トイレの用意は必要という事になります。

そして排尿頻度においては関西医科大学の数値を参考に、成人1日あたり5~7回、同じように3名1週間で計算すると最低5回×3人×7日分=105回…。

合計すると3人家族だとだいたい1週間あたり126回の処理が必要です

みなさん、防災グッズのセット品で何枚か入っていて、「防災トイレあるから…」となんとなく安心していませんでしたか?被災時にはトイレ処理能力が圧倒的に低下しますので、備蓄強化の必要性が高まります。

避難所のトイレ事情はさらに深刻だった

日本トイレ研究所さんのレポート「震災経験から学ぶ災害時のトイレ」によれば、1995年に発生した阪神・淡路大震災以後の避難所におけるトイレ問題として下記のように伝えていました。

  • 復旧に時間がかかり、避難所のトイレに汚物の山ができた
  • 飲料水を飲むのを控えた結果、エコノミークラス症候群につながった
  • トイレに行列ができ、照明もないことからトイレを我慢してしまう
  • 要介護者が多い避難所ではトイレの介助などさらに手厚い対応を実施
  • 感染症が発生しないように手洗い・アルコール消毒の徹底

日本トイレ研究所「震災経験から学ぶ災害時のトイレ」より

上記の抜粋を読んで頂くだけでも、避難所の環境が悪化していく様子は容易に把握できるかと思います。

自宅で出来る防災トイレの作り方

もともと水道工事を営まれ、災害時のトイレ問題解決を目指して各地で講演も実施されている「チーム・トイレの自由」の長谷川氏の動画を一度ごらんください。

下記は国土交通省の公式YouTubeチャンネルの動画ですが、マンションの場合は震災で排水管が壊れてしまい、上階から汚水が漏れてしまう場合があります。配管点検が進むまで利用できない状態に備え、防災トイレを準備しましょう。

防災トイレのため具体的に何を用意すれば良い?

ごく短期間であれば携帯トイレの説明書の通りに進める範囲で済みますが、前述のように3人家族・1週間でトイレは推定126回は使われます。

このため、防災グッズのセット品でオマケでついてきたような備蓄量では全く足らないため、トイレの継続利用にはさらなる備蓄強化が必要です。

下記に家庭内の非常トイレの継続利用を想定して防災用品をリストアップしました。

  • 夜間利用のため、LEDランタンや人感センサー付きLEDライト
  • 照明の予備電池
  • トイレ外壁損傷時のプライバシー確保にブルーシート
  • スリッパ
  • 断水時の手洗い用のウェットティッシュ
  • 手指消毒用アルコールスプレー
  • 消毒剤
  • 消臭剤
  • おむつや生理用品の処分袋
  • 粘着テープ (ダクトテープ等)
  • トイレットペーパー
  • 汚物の凝固剤、またはその代替品
  • 汚物入れ袋、可能であれば防臭加工の袋を採用
  • 清掃用具
  • ゴミ袋
  • 必要に応じて、寒さ、暑さ、雨、風、雪への対策

まぁかなり多いですが…こんな感じに必要です。

もちろん、すべてこれらを新規に買う必要性はなく、日用品も多く含まれますので多めに備蓄しておけばOKです。薬局で買えるものも多いですので。

高性能な防臭袋つきで100回分! 非常用 簡易トイレ セット(凝固剤、汚物袋、防臭袋)

驚異の防臭袋 BOS (ボス) 非常用 簡易トイレ セット【凝固剤、汚物袋、BOSの3点セット ※防臭袋BOSのセットはこのシリーズだけ!】 (100回分)
回数100回
1回あたり費用目安80~100円
交換目安10年間
特長高性能な素材
汚物袋100枚、防臭袋100枚で1回ずつ防臭処理ができる

こちらの防臭袋BOSは防災グッズの展示会でも確認してみましたが、袋に鼻を近づけても臭わないほどで強力でした。わずかに漏れた臭いがゴミ箱などで滞留したとしても、使用する消臭剤の量も抑えられて経済的なところが良いですね。

また、非常用トイレが普及するまで1回あたりの処理費用は200~300円くらいもしていましたが、値段も100円切るようになり多めの備蓄がしやすくなりました。100回分というと結構な量ではありますが、これでやっと3人家族が5~7日分の処理分となります。

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断水時の衛生面や手足ふきに活躍 ピジョン おしりナップ やわらか厚手仕上げ

ピジョン おしりナップ やわらか厚手仕上げ 詰めかえ用 80枚入×8個パック
回数640~2560枚
(パッケージサイズによる)
1枚あたりの費用1.5円程度
シートサイズ15cm × 19cm
交換目安ピジョン社のQ&Aによれば未開封時、製造から3年

商品名に「おしりふき」とドンっと書かれているのでおしり専用に見えますが、普通に身体や手足に使えます、とメーカーも明記しています。まぁ成分的にもほぼ水で湿らせたティッシュですしね。

こちらは別に大人使用禁止という訳でもないので、身体が汚れても拭けない断水時の衛生面確保に活用できます。

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コロナ騒動で品切れ続く手指消毒用アルコールスプレー アルボナース 保湿剤配合・速乾性 1L

アルボナース 手指消毒剤 保湿剤配合・速乾性 1L [指定医薬部外品]

平時は1L 1500円で入手できましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大で約2万円まで転売され、最終的に在庫は尽きました。

こちらは他社のアルコール消毒液も同様に入手ができなくなりますので、コロナ騒動が落ち着いたりメーカーさんの増産が追いついて在庫が補充されはじめましたら新たな災害に備えて備蓄をしておきましょう。

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