約4万人を収容できるサッカー専用のスタジアム、Panasonic Stadium Suita(パナソニック スタジアム 吹田)で、医師・看護師・救急救命士がチームを組んで時間内にどれくらい的確に救急医療へ挑めるかを競う第17回 千里メディカルラリー(2018年度)が実施されました。



シナリオのゴールは、いかにテロリストに襲撃された後の危険な現場から離脱することができるかどうか(安全の確保)。
ゴールへのポイントとしては、災害やテロといった非日常の事象に遭ってしまった場合でも、安全確保のために周囲への注意力・観察力などが問われていました。
まずは一連の流れから。





かなりのスピードで走行してきた自動車が急ブレーキを踏んだ音が聞こえます。交通事故が目の前で起きたわけではないので、この音で身構えるようなメンバーはほぼ居ませんでしたが、心配そうな、または不安そうな感じで目を配った方はいました。
その10秒ほど過ぎた後・・・

店員と観光客のほとんどが死傷。ただ、参加チームは入口の銃声に気付いて素早く伏せた姿勢をとっていれば、回避したと判定されているようでした。

その5~7秒後には・・・

案内役の店員は抵抗する間もなく最初の犠牲となります。



※印刷用ファイル:
第17回 千里メディカルラリー(2018年度)関係者向けの印刷用ファイルをアップロードしておりますので、もし宜しければ振り返りにご活用ください。
なお・・・

また、テロリスト役による襲撃で参加メンバーが死亡扱いになった場合の判定と、過度のもみ合いになったり離脱経路を誤って階段での転倒事故防止といった安全管理などについては、陸上自衛隊の皆様が担当されているようでした。

ちなみに2名いるダミーナイフ持ちのうち1名は、元警察官・急襲部隊への所属経験があったとのことで、現場へ突入するという部分においてはまさに本職な方と対峙するハメに…。
1記事目:シナリオの全体像
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3記事目:専門家からのフィードバック・振り返りミーティング
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