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新型コロナウイルスで売り切れた商品一覧表。代用品や転売対策につながる動画を4本紹介

新型コロナウイルスで売り切れた商品一覧表

ここでは需要の高まりで売り切れになったものもあれば、少ない在庫を狙って転売されて入手困難になったパターンも踏まえて一覧表へとまとめました。

買い占め・転売対策としての代替品などについては一覧表の次に記載しております。

マスク 医療現場はもちろん、テレワークができる方であっても外出自粛が浸透するまでは特に需要が高く、不織布の使い捨てマスクが1枚150円以上に高騰したり、全く入手ができなくなりました。
消毒用アルコール 500cc程度の量で1万円や2万円といった値段でAmazon上で転売が行われました。転売品を買ってしまうと高級ワインなみになるので、アルコール度数が異様に高いウォッカであるスピリタスをエタノール濃度として70%程度に調整して用いる事が検討されたほどです。
無水エタノール
消毒用アルコール(エタノール)の濃度が高いバージョンみたいなもので、希釈済みの消毒用アルコールが入手できないと認知されるとこちらも次々と売り切れました。
精製水 元々は洗浄やアロマオイルなどの希釈用途で知られる無水エタノールを精製水で最適な濃度に調整するために売り切れが相次ぎました。医療用として用いている方は危機を感じる事も。
スプレー容器 消毒用アルコールを入れておく樹脂容器まで売り切れてしまう事に。Amazonでは消毒液を小分け用しておくための小型スプレーボトルの出品が多く目につきました(メーカー不詳)。
除菌シート
アルコールを染み込ませた洗浄シート。消毒用アルコールの入手困難が続いたため、こちらで対応しようとする方が急増。Amazonでは2020年5月でも100枚あたり数千円もしています。
うがい薬
イソジンのうがい薬は250mlでAmazonの平時価格は800~900円でしたが、こちらも需要の高まりで売り切れ、4000円を超える転売出品も見られるようになりました。
体温計 体温が37.5度の熱が続いたら連絡を…と思って自宅で体温計を探しても見つからない!という事態が相次いだのか、売り切れ続出。国内メーカーの新しい製品は平時1000~2000円のものが、5倍以上の値段で転売されました。
トイレットペーパー すぐにスーパーへ補充される事となりましたが、日本だけでなく世界的にトイレットペーパーが一時、パニック買いと見られる動きがありました。スーパーで大量補充された後は特に買い込まれてはいません。
ニトリルゴム手袋 トイレットペーパーのように一時的に売り切れましたが、その後は流通しているようです。海外ではこの手袋をつけて外出されている方も目にすることがありました。

ほか、ゲーム機であるNintendo Switchのあつまれ どうぶつの森などのセットや、ホットケーキミックスすら売り切れてしまう事もありましたが、本ページでは省略します。

売り切れ・買い占め対策方針として

基本的には備蓄の強化していく

行政の転売対策(マスクのように罰則付きで規制対象にする等)、売り手側の買い占め対策(時差販売、購入数制限等)がなければ、個人としてできる転売への対策は備蓄の強化になると思います

例えばトイレットペーパーの一件を考えてみましょう。
備蓄を強化するといっても何ロールぐらい保管できていれば「安心」なのか…?

個人差はありますが、一般的なトイレットペーパーの平均的な利用量は、過去のデー
タをみると、1週間程度で1ロールを利用しています。これをもとに計算すると、
1ヶ月では4ロール程度を利用しており、4人家族の場合には、1ヶ月で16ロー
ル程度を利用しているのが実態です。
日本製紙連合会日本家庭紙工業会からのお知らせ(第2報)

上記は日本製紙連合会が公開したデータですが、4人家族で1ヶ月平均16ロール程度だったという調査レポートがありました。さらに…、

経済産業省の働きかけにより、日本家庭紙工業会は「トイレットペーパー供給継続計画」を策定し、災害の際には、その構成員がトイレットペーパーの増産等を行うことになっていますが、それでも1か月程度の混乱が起こることが予想されています。
経済産業省 METI – トイレットペーパーを備蓄しましょう!

経済産業省も東海地震等が発生した際の備えとして、1ヶ月程度の備蓄期間を目安を呼びかけています。なので4人家族で1~2ヶ月、12ロール入り1袋のものであれば2~3袋あれば南海トラフ巨大地震も視野に入れた備蓄量の目途がつくのではないでしょうか。

このように、必要になりそうな量が「具体的にどれくらいか?」を確認していくと、無用な不安を抑えやすくなると思います。「たくさん用意しないと!」と抽象的な備蓄計画だと押入れ一杯のトイレットペーパーになってしまいます。

代替品の有無や自作できるものを検討する

例えばマスクの代わりに手作りマスクなどが流行ったように、「市販のマスクでないと絶対にダメ」という状況に陥らないよう柔軟な思考を身に着けておきましょう。

マスクをつけていたら感染を完全に防げる訳ではありませんが、高濃度なウイルス飛沫の吸入を抑えたり、周囲の人々へ感染させるリスクも低下させる事ができます

マスクの有用性について、愛知県立大看護学部の清水宣明教授(感染制御学)は「既に感染している人が、口からウイルスを含む浮遊粒子(エーロゾル)を飛ばして空間を汚染するのを防止できるという点で有効だ」と指摘する。布マスクも紙製マスクも目は粗いが、繊維が折り重なっているため、排出されるウイルスの9割程度を止められるという。
中日新聞 – マスク、布やタオルで代用可 感染制御学の専門家に聞く

新型コロナウイルスは前例のないリスクに対する取り組みが続いているため、すぐには有効な情報が入手できないかもしれません。

あくまで一個人の感想・根拠がよくわからない意見に振り回されないよう、複数の専門家の意見を比較したり、他国でもポジティブに受け取られている傾向の有無など有効性について深堀りしていくと良いかと思います。

感染症の専門家でなくとも、GMOインターネット株式会社 熊谷氏のTwitterや、同社公式サイトの【BCP対応】新型コロナウイルスに関するGMOインターネットグループの取り組みと関連リンク集は散らばっていた情報がまとまっていて、素人があれこれ情報収集するよりも高精度な情報に触れやすくなります。

代替品が見つかれば、「この在庫が尽きても大丈夫」と普通なら不安になってしまいがちなメンタルを落ち着けやすくなります。次の章で、新型コロナ対策用品にどのような代替品があり、売り切れ・買い占め対策になりそうか、ぜひ参考にしてください。

新型コロナ対策用品の代替品一覧

マスク代わり:タオルやキャンプやジョギング用品

京都大学iPS細胞研究所・山中伸弥教授が代替品として提案されていたジョギングにも使われるバフ。似た仕様も含め商品名の呼び方が、ネックカバー、ネックガード、ネックゲートル、バフチューブ、フェイスカバーなど様々あります。


マスクの自作に関しては布が何度か重ねて口元を覆うような作りになっていれば、前述の清水宣明教授が話されていたようにウイルス排出を9割カット程度の性能を期待できますのであまり薄くなってしまわないようにしましょう。

またアウトドアメーカーで有名なモンベルからは、抽選販売となりましたがウイックロン(R)ポケマスクを販売。こちらはフィルターを後で追加できるポケット付きの布マスクを2020年5月に1枚1200円(送料込み)で展開されていました。

消毒用アルコール代わり(1):お酒のウォッカ

アルコール(エタノール)度数の高いウォッカ。医療機関向けの内容でしたが、厚生労働省が消毒用アルコール不足への特例的な対応として2020年3月20日、「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(※PDFファイル)」にてアナウンスがなされました。

ポーランド原産のウォッカのスピリタスは96度と市販の消毒液よりもアルコール濃度が高く、逆に薄めて使わなければならないほど。殺菌に使用するアルコール濃度についてはさきほどの厚生労働省の通知ですと原則として70~83%での使用を呼びかけていました。

70%という数値についてはウォッカを特例で用いた状況下でもあるので、市販のアルコール除菌スプレーは他の添加物との相乗作用を狙った製品もあるので必ずしも「70%に達していないからNG」という訳ではありません。
※参考:健栄製薬株式会社「消毒薬の混合(併用)は?

東京医療保健大学大学院の論文「殺菌・抗ウイルス効果に及ぼすエタノール濃度の影響(※PDFファイル)」によれば、新型コロナと同じ構造を持つ「エンベロープウイルス」に限っていえばアルコール濃度45%ぐらいから効果が見られたようです。

ただ、論文はあくまで研究室内での検証のため、日常生活でウイルスへ作用させる時間、他の有機物(手の汚れ等)の存在なども考えると、やはり市販の除菌スプレーのように60%ぐらいの濃度を持つ製品が適しているのだと思われます。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の手の洗い方に関するページでも石けんや水が利用できない場合の手段としてアルコール濃度60%以降を指示しています。

アルコールの濃度表記がない商品や、薄めすぎたりしないよう注意しましょう。

消毒用アルコール代わり(2):石けん

消毒用アルコールのようにスピーディーな除菌ができず、水ですすぐ、水拭きする等のひと手間はかかってしまうものの、石けんには新型コロナウイルスの構造を破壊するような作用により殺菌が期待できます。

石けんによる洗浄が新型コロナウイルスへどう作用するのかも解説した動画(日本語字幕あり。表示されていない時はYouTube画面の右下にあるアイコンから操作してください)

どんな石けんなら良いか?ですが、美容に特化した石けんだとコスパが悪いでしょうし、薬用石けんも成分の都合でこだわって買う必要はなさそうです。

薬用石けんがNGな成分としては、厚生労働省が2016年9月26日に報じた「トリクロサン等を含む薬用石けんの切替えを促します(※PDFファイル)」が関係しています。日本では健康被害が確認されていないものの、米国ではすでに販売停止へと至っています。

なのでコスパも良く、ロングセラーな牛乳石鹸が良いと思います。

釜だき製法でつくられた永遠のベストセラー カウブランド 赤箱 10コ入
個数 100g × 10個入り
成分 石けん素地、香料、乳脂(牛乳)、スクワラン、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na
産地 日本

石けんを供給し続けて90年以上、会社はすでに110周年を超える牛乳石鹸共進社株式会社のシンプルな素材で作り上げられた石けん。いままで美容向けや薬用石けんなど多種多様な石けんがリリースされてきましたが、この石けんは本当に”揺るぎない品質”という感じの印象を受ける一品だと思います。ラインナップとしてこの赤と青がありますが、赤い箱はローズ調・しっとり感の特徴を持ち、青い箱はジャスミン調・さっぱり感となっています。

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