防災・減災ガイド

ただの布切れが心強い防災グッズに早変わり!震災や豪雨災害時の救助活動に役立つ色とは?

視認性を大きく向上!早期救助につながる一品

救命胴衣の色、レスキュー隊が着用する服の色、交通整理や警備などの安全確保にも多用される色…、予想ついていた方もおられるかもしれませんが、オレンジ色(または蛍光オレンジ)が山間部や海上でも見つけやすいカラーとなっています。

海上保安庁Q&Aより:
Q.海の上で目立つ色は何色ですか?
A.海の上では、黄色やオレンジ色が目立ちます
海上保安レポート2003-海上保安庁Q&A

特に南海トラフ巨大地震では津波到達が非常に短時間になるシミュレーションもあり、愛知県・静岡県・高知県などではオレンジ色の旗を振ったり、高台へオレンジ色の巨大なシートを垂らすなど津波の接近を沖に出てしまっている市民へ周知する取り組みがあります。

また、登山・キャンプ関連メディアを運営されるピークス株式会社が、山間部での遭難を想定した「見つけやすいカラーリングはどれか?」について、下記記事が非常に参考になりますので、皆様も写真付きで一度確認いただけたればと思います。

過去に行なったヘリコプターのパイロットへの取材でも、冬から夏にかけては赤色や黄色、とくに蛍光色が入ったようなカラーは上空からも見えやすいと話していた。今回は検証をしていないのだが、オレンジ色も同様の傾向にある。(中略)いっぽう、秋の紅葉時期になると、青色はもっとも見つけやすい色といえるだろう。その時期は山が赤色や黄色などに染まるため、同系色の赤色や黄色、オレンジ色などは周囲の景色に紛れやすくなってしまうのだ。
遭難時に救助隊が素早く発見できるカラーリングとは?

確かに紅葉時の山だと、山ごと暖色系(赤・黄・オレンジ)になるので背景に溶け込みやすくなるのは見落としがちなところですね。

ともあれ、街が震災にあって土砂・泥水・瓦礫だらけのような状況を想定した場合、黒っぽい服装は例え救助隊のヘリが偵察にきてくれても気づいてくれる確率を低下させてしまいます

蛍光オレンジ色の布は巨大な旗サイズでも安価

蛍光オレンジの布は縦1m×横1mの大きなサイズでも500~1000円くらいです。重さは100~300gくらいでしょうか。

ホームセンターや雑貨店などでも手に入ります。高頻度で使うものでもないので仕様としても水をなるべく吸わないもので、耐水性があれば雨天の降雨時でも邪魔になりにくいでしょう。

もうちょっと工夫するなら切断面をほつれないように加工したり、ブルーシートのように四隅をハトメ穴を作っておけばバッグや棒状の物へ取り付けやすくもなります。基本的には経年劣化しにくくメンテナンス不要、重くもないので取り入れやすい防災グッズの1つと言えます。

オレンジ色の布が仮になかったとしても、使えなくなったアルミブランケットを振り回せば太陽光が乱反射するでしょうし、明るい水色のブルーシート(レジャーシート)は上空から見てもよく目立つ色です。

目立ちにくい色ばかり身につけていませんか?

防災グッズをバックパックに入れたとしても、バッグ自体が黒っぽい色。

そして避難のために移動する時も黒っぽい色、黒めの靴…みたいに、全身が暗めの状態だと避難活動をサポートしてくれる方も見落としがちになります

かといって通勤など普段の生活で原色カラーの服が合いにくい事情もあったりしますので、今回ご紹介したようなよく目立つ蛍光オレンジ色の布切れをバッグに突っ込んでおけば、いざという時に良い目印になります。

たとえ今持っているバッグが真っ黒でも無理して買い替える必要はなく、ハンドル部分などにオレンジの布をくくり付けたら簡単に目立つようになります。長過ぎたりすると突起物などに引っ掛けたり、行動中に絡まったりする事故につながる可能性が出ますので、その辺は調整しましょう。

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マジックバンド、ランニング用のアームバンド、釣り用のロッドベルトなども持っていれば取り付けにくい場所でも対応がしやすくなります。マジックバンドは厚みが2mm以上の厚手タイプだと取り外ししやすい使用感があります。

【豆知識】1m四方の旗のサイズってどんな風に見える?

旗のサイズ感についての豆知識として1つ。
高速道路や工事現場の安全を確保する交通管理隊員の方が振っている巨大な旗のサイズは90cm×110cmとの事。

もしもの時に慌てない!旗振り合図の意味を知ろう
旗のサイズは約90×110センチ。後続車に危険を認知してもらうため、非常に大きいです。旗の色は赤、黄、橙など、目立つ色を使用しています。
トヨタ自動車のクルマ情報サイト

かなり巨大なため振り方も身体を大きく使って振ることもありますが、今回紹介した縦横1m×1mのオレンジの布のサイズと同様のサイズ感ですので、ドライブの際はサイズ感や視認性の確認に参考にしてみてください。