通勤など外出用の防災グッズチェックリストの一覧表
飲料水 出来ればペットボトルでなく保温性の高い水筒がおすすめ。夏場は熱中症予防の観点からも多めに。中身を冷水やお茶程度にとどめておけばタオルなどに含ませて首元等を冷やして熱中症への応急措置にも。冬場は保温した温かい飲み物で消耗した体力・気力の回復へ繋げます。 食品 飴、チョコレートなど加熱など調理作業が不要な食品が候補。職場にも保管しておけるスペースがあれば幾つか在庫に余裕を。かさばりますが食べやすさではゼリー飲料も適しています。 LEDライト 都市部でも大規模な停電ではビル内から街灯まであらゆる照明が消えますので油断できません。ランニングライトやヘッドライトだと両手が空いて便利。なければ自転車に取り外し可能なLEDライトあたりを流用。 予備の電池 特にスマートフォンは消耗も激しいためモバイルバッテリーと充電用のケーブルをセットに。 連絡帳 携帯電話が使えなくなり公衆電話を使う必要が出たという想定で家族、友人、勤務先などの連絡先を印刷。落とさないよう財布などへ入れておきましょう。 お薬手帳の写し 日頃服用している薬が多種にわたる場合や入手がしにくいは、災害時の医療機関の支援を受ける際にやりとりがスムーズになります。 小型ラジオ スマートフォンでネットラジオを聞けたりもしますが、スマホを使わない方や電池の消耗を抑える場合に。 カイロ各種 冬場の状況に応じて量も増減。貼るタイプで常に暖めたい場所へ、手持ちタイプで手先や耳など貼りにくい場所をそれぞれ対応させます。 瞬間冷却剤 扶桑化学株式会社などが販売する冷却パック。冷感シート程度では間に合わないような炎天下での応急措置として。 ヘアゴム 各資材をまとめたり、荷物の再整理、服の袖や裾を仮止めしたくなった場合に使用。 マジックテープ 各資材をまとめたり、ヘアゴムよりしっかりと固定したい時に使用。30cm程度を複数本用意しておくと便利。テープ同士で繋いで延長して比較的大きな物も対応出来ます。 ハザードマップ 活動するエリアの市役所に出向いて入手。最寄りの避難所や支援を受けられそうな場所を把握できます。帰宅困難者にフォーカスした支援マップも配布している場合があります。 エコバッグ 不織布製の折りたためるものはハンカチサイズでコンパクト。荷物の整理などに使用。 ゴミ袋 大判なものからレジ袋までサイズ各種。ゴミ入れ、目隠し、風防、防水などに。 ジップロック 防水や衛生状態を確保したい製品を小分け。具体的には地図、電池、食品、医療品など。逆に汚れてしまったものを一時隔離する場合にも使う。 ペーパータオル 厚手のものを選択すれば絞って再利用できるほど。使い捨てなどでタオルを何枚も持つよりもコンパクトで、汚れた物を拭くのも気にせずガンガン使っていけます。 マスク 水害後の乾燥した泥、家屋倒壊と一緒に発生してしまう粉塵、アスベストなど有害物質の吸い込み軽減に。 医療品類 ハサミ、とげ抜きや爪切り、ゴムやポリ製の使い捨て手袋、手や資材の洗浄用ウェットティッシュ、傷周辺の洗浄に用いる水や生理食塩水、絆創膏や創傷被覆剤(ハイドロコロイドフィルム類)、湿布薬、痛み止め、日焼け止め、目薬、生理用品など必要に応じて。 レインコート 天候の急変などに使い捨てレインコート。夏場の気温が高い時期でのビニール製のレインコートは蒸れが激しく、日中は体温上昇を加速にご注意。冬場ではウインドブレーカー代わりにも使用可。 笛 自力脱出が難しい場合に使用。首にかけるイメージがありますが何かに引っかけると首が絞まる事故に繋がります(過去には小さな子供がマンションの鉄扉にて事故が実際に発生した) 歩きやすい靴 特にヒールをはいた女性は、とっさに素早い動きが出来るぐらいの靴をロッカーへ置いておきましょう。 外出時に防災グッズを持ち歩く重要性について
多くの方が防災グッズを自宅の収納や倉庫、寝室などに置いている方が多いと思います。これは自宅で被災した場合には手に取りやすいですが、買い物で外出していたり、仕事で通勤中での被災だとせっかく備えていた防災グッズを活かせない欠点があります。
地震に限らず災害はいつ発生して被災するかわかりませんから、できる限りに身につけて備えられる防災グッズを選択し、迅速な避難や安全確保へと繋げましょう。
揃えていく種類の方向性としては、情報収集、連絡手段、応急処置、避難行動に役立てられる物が候補になってくると思います。
また、自身の仕事のスタイルとして営業などで自動車に乗っている時間が多いのであれば自動車自体へ、事務職で社内の机に向かって対応している事が多いのであればロッカーやキャビネットなど、人によっても確保できるスペースの余裕も異なってきますので防災グッズの種類や量も都度調整が必要です。