製品の選び方

被災時の復旧活動に役立つLED投光器!災害に弱い住宅エリアにはおすすめな防災グッズ

停電時の屋外作業に強いLED投光器

被災時の夜間作業は危険を伴う事が多いので控えたほうが良いですが、

  • 自宅のダメージ確認
  • 自宅周辺の被災状況の確認
  • 周辺住民も含めた安全の確認、救助活動
  • 応急処置、緊急工事などが必要な場合
  • 被災範囲が広範囲な場合

といった具合に、対応せざるえないケースには、より強力な照明が大いに役立つ場面があります。

LED投光器はヘッドライトや懐中電灯よりも遥かに強力な明るさを放つことができ、性能によっては周辺を昼間のように明るくして屋外作業を助けます。逆にこの性能は屋内活動ではまぶしくなるだけで、あまり出番はありません。

投光器の必要性は住んでいる場所にも左右される

「とはいえ、工事現場のような照明器具いるかなー?」となるところですが、これは住宅街が耐震化・防火性能の高い住宅街であれば、それほど必要性はないと思います。

ところが、

  • 自宅の周辺に山、崖、河川などがある
  • 古い家屋が立ち並んでいる
  • 道路が狭くて、震災時も避難しにくそうなエリア

写真の住宅密集地も一例となりますが、道路が狭かったり住宅が密集していると被害状況がわかりにくい上、被害にあった建物の応急処置をするにしても作業性が悪くなってきます。

災害に弱いエリアは、そうでないエリアに比べて被害が拡大しやすく、次の行動を起こしやすく・より良い判断を下すうえで、被害状況の確認も広範囲におよびがちです。

そしてこれは、身も蓋もない話になりますが、「災害に強いエリアに引っ越すのが最強の防災」というのが防災の現実だったりもします、、、。

災害に弱いエリアかどうかを知るには?

まずは市役所にいって「防災用にハザードマップください」と伝えて危険エリアを事前に知ることからはじめましょう。もちろん無料で提供してくれます。

市役所の案内板を見て「防災課」とか「危機管理課」の窓口周辺にいけば、マガジンラック等に防災に関する冊子が補充されていることも多いと思います。

市役所に行かずとも自治体や国土交通省のWebサイトからもハザードマップを見ることができますが、「使い方がいまいちわからない…」という場合もありますし、ネットに繋げられない時も手にとって見られるのも都合が良いので、冊子を入手しておきましょう。

夜間作業も安心!LED投光器のおすすめ3選!

投光器は元々は業務用の製品として扱われてきたため、一般家庭にも使いやすい製品は実は少ないです。100V電源だとそもそも停電時には使えませんし、プロ仕様の何万円もするものは除外しました。本ページでは以下のポイントを重視してピックアップしております。

  • 手で持ち運べるサイズ、重さ
  • 予算としてなるべく5000円以下
  • 屋外の夜間作業にも使えそうな明るさを持つ
  • ノーブランド品ではないこと

連続8時間点灯!広範囲にも対応するLED投光器 サンワサプライ 800-LED027

サンワダイレクト LED投光器 作業灯 充電式 高輝度 最大850ルーメン スタンド/吊り下げ/手持ち/縦置き バッテリー内蔵 COBチップ 軽量 800-LED027
明るさ500、850ルーメン
明るさの切り替え1灯、2灯
点灯時間
4~8時間
電源3.7V 5000mA リチウムイオンバッテリー
設置バリエーションスタンド、吊り下げ、手持ち、縦置き
直角に折りたたんで1灯ずつ別方向を照らすこともできる
防水性未対応、降雨時の利用はできない

大容量の充電バッテリーを積んだLED投光器。モバイルバッテリー代わりとしてスマホへの給電にも対応しています。

特長的なのが光源を2方向へ放つことが出来る構造。状況に応じてLEDランタンのように広範囲を照らすことも、特定の方向へより明るく照らすこともできます。LEDランタンもリフレクター(反射板)がついている製品もありますが、残念ながらしっくりきた製品が見つかりませんでした…。

LED投光器は屋外でも現場を明るく照らしてはくれますが、電池をすごく消費しがち。サンワサプライさんの800-LED027は外部のモバイルバッテリーから、充電しながらの点灯に対応していますので、夜間の応急措置や状況確認せざるをえない場合に継続した利用ができます。

ただ、防水規格には対応していないので、必要に応じて防水規格IPX6に対応しているLED投光器 800-LED009を検討してください。

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超小型でも広く明るく照らせる頼れる1台! GENTOS OZ-134D

GENTOS(ジェントス) COB(発行面) LED ライト 【明るさ400ルーメン/実用点灯7時間】 単3形電池4本使用 ワンズ OZ-134D ANSI規格準拠
明るさ140ルーメン、400ルーメン
トップライトは30ルーメン
明るさの切り替え面発光として Eco、High
先端のライトが別途トップライトとして点灯可能
点灯時間
7~20時間
トップライトなら60時間
電源単3形アルカリ電池×4本
エネループにも対応
設置バリエーション手に持つ、背面クリップ、底面マグネットによる磁気吸着
防水性防水規格 IP54 対応 (防塵・防滴仕様)

他社製品のLED投光器と比較してもかなり小型で、なんとサイズは縦13.9cm、横3.5cm、厚み2.65cm。実に小型のiPhoneの半分くらいの面積。単3電池 4本を含む本製品の重量は約148g。そのまま充電はできないですが、エネループといった充電池には対応。

しかし、これだけ小型でも400ルーメンで7時間のバッテリー持ちはかなり優秀!。軽い屋内作業ならEcoモードで対応できると思います。小型さゆえ、設置バリエーションに少し欠けますが、価格も2500円程度でこの明るさと点灯時間の長さも考えると、かなりバランスの良い製品だと思います

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三脚穴付きで設置自由度も高い小型のLED投光器 サンワサプライ 800-LED009

サンワダイレクト 防水LEDライト 最高輝度720ルーメン 輝度4段階切替可能 USB充電式 電池容量7800mA 【キャンプ/夜釣り/農作業/防犯などに】 800-LED009
明るさ70、210、420、720ルーメン
明るさの切り替え4段階(輝度1~4)
点灯時間
3~30時間
電源7800mA リチウムイオンバッテリー
設置バリエーション持つ、掛ける、置く、三脚へ取り付けに対応
防水性防水規格IPX6対応で降雨程度はOK
水中の利用は不可

スマホよりも少し大きめの縦横サイズに厚みは3cm程度。コンパクトな製品ながらも降雨時の利用に耐え、最大720ルーメンの明るさを確保。

商品リリースから結構経ったのもあるせいか、バッテリー容量の割には点灯時間少し短めなのと、充電速度が2Aでも10時間かかるという部分には注意。点灯頻度を高めるならば防水非対応ながらも新たに出た同社製品 800-LED027 に軍配が上がりそうです。

三脚をお持ちの方はより自由度の高い設置バリエーションがあり、活躍できる出番を増やせそうですね。

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